RENO2006 〜体験レポート〜

今年も行って参りました、リノ・エアレース。
今回は漫画家として単行本を名刺代わりに持ち歩き、色んな人に出会えたり、再会したりしました。
ある意味、飛行機に会いに行ったのではなくそれらを取り巻く人々に会いに行ったのかも知れません。
そして今回もう一つ去年と異なるのが、トニーさんのスポンサーとして関われたこと。遠いアメリカの空で戦う
トニーさんに少しでも協力できるならと始めたささやかなサポートですが、その自分で描いたステッカーが
機体に貼られていて、なおかつそれがリノの蒼空を飛んでいるのをみるのは不思議な気分でした。
その不思議で鮮やかなリノ・エアレースの雰囲気が少しでも皆さんに伝われば幸いです。

これがリノの基本配置です。左は会場の配置で、黒い部分の細い方が離着陸に用いられる滑走路、幅があるところがランプ(駐機場)とピットのスペースになります。真ん中にある青いバーがスタンドを表し、その裏にみやげ物の露店が立ち並んでいます。右側の赤い点があるところにはヘリテイジと呼ばれる民間機とミリタリー(軍用機)の展示スペースがあります。また、ピットとスタンドの境にはゲートがあり、ピットパスを買わないと入れません。
一般のお客さんは右の方のゲートから入り、我々プレスは左端の小さなゲートから入るようになっています。
その入ってすぐ左のA2と書いてある建物がトニーさんの#31“Tango−Tango”が置いてあるバイプレーン&フォーミュラワンのハンガーなのです。
また、コース図は左の通りで、一番小さいバイプレーンのコースと最も大きいアンリミテッドとの違いがお分かりいただけるかと思います。見た目は只の変形オーバルですが、その高低差は激しく、特にアンリミテッドの3番パイロンから4番パイロンにかけての地形は山を飛び越える様に飛ばなければなりません。主滑走路に対して斜めに走っているのはエマージェンシー用の滑走路です。エンジンの故障などで緊急着陸するときなどに使われます。
全体が山や丘に囲まれたすり鉢上の地形の中で、アンリミテッドレーサーは時速800キロですっ飛ばしているのです。
9/11 (一日目)夕暮れの銀翼
一日目と言っても、時差の関係で9月11日を二回体験した時かけ状態ですが(笑)
リノへの旅立ちは9月11日の夕方、去年は雷雨にたたられて二時間以上立ち往生したり、カメラが初期不良だった事に今更気がついたりで散々なスタートでしたが、今回はこれと言ったトラブルもなくサクサクと旅が進行しました。今回驚いたのは、e-チケットの便利さ。機械にパスポートをかざして幾つか入力するだけで搭乗券が発券されるというのは実に便利です。
今回同行させていただいたのは、桜井&神谷両氏のコンビ。桜井氏は、ウチのHPでも写真を使わせていただいているモータースポーツカメラマンのベテラン、神谷氏はライフワークとしてアンリミ・モデルのブランド名でエアレーサーのガレージキットを製作なさっている模型プロデューサーの方です。
その二人に、今回トニーさんの広報写真を撮る事になっているカメラマンの中村氏を加えて、4人で動く事になりました。
ほとんど寝たままサンフランシスコに着くと、まずはレンタカーセンターへ。そう、今回は陸路でリノへ向かうのです。
とにかくこちらのレンタカーは規模がデカイ!Airtrainというゆりかもめみたいな空港専用の交通システムでレンタカーセンターに行くと、大規模な立体駐車場みたいな建物の中にぎっしりレンタカーが詰まっています。
今回我々がお世話になるのは、フォードの四駆。大人が8人悠悠乗れちゃう頼りになるヤツです。

ひたすら北東を目指してフリーウェイ80を爆走。サクラメントを越えると高度がどんどん上がっていくのがよく分かります。
ちなみにアメリカに上陸して初めて食べたのはハンバーガー(^^
IN−N−OUTと言うチェーン店で、これがなかなか美味しいです。バーガーキングをもっと濃くしたような感じ?素朴な味が気に入りました。
ひたすら山道を走り、シエラネバダ山脈を越える間、中村さんの撮影のために色んなところで途中下車。熊が出そうな山林やら、美しい湖やら、色んな風景が堪能できました。しかしホント西部劇そのまんまの風景です。実際、西部劇映画は大抵ネバダで撮影されていたとか。

400キロを5時間ちょっとでひた走ってとうとうリノへ。もう夕方だしと言うことで模型屋さんに寄ったりしていましたが、せっかくだからトニーさんに挨拶でもと考え直して夕暮れのステッドへ。
正直、どんな機体が来てるか知りたかったのでワクワクです。
見覚えのある道をたどってステッドの門が見えたとき、なんとも言えない感慨が胸に広がりました。あれよあれよと来てしまった去年とは違う感覚です。陸路で徐々に気持ちが高まったと言うのもあるかもしれません。
ステッドはまだまだ落ち着いた雰囲気ですが、すでに熱気はそこかしこに漂っています。
とにもかくにもピットへ行ってみると、夕暮れのランプに銀色の機体が( ̄□ ̄;)!!
プレシャス・メタルだ━━━━━!!!

夕日を受けてきらきら輝くポリッシュのエアレーサー、去年見れなかった機体が目の前にいる感動に思わず奇声をあげておりました(^^;
今まさにエンジンを始動しようとしているところ、二重反転のプロペラが回り始めます。
二重反転のプロペラは、反射する面が多いために独特の輝き方をします。揺れる反射面が実に美しい…(*´д`*)もうこれだけでも今年来た甲斐がありました。
駐機時はプロペラを必ずこの位置に(^^
感動しつつピットを見回してみると…
セプテンバーフューリーがいるーΣ(°Д°)
あそこにいるのはチェックメイト?( Д )° °
そして…
ダゴ・レッドが来てるー!!Σ(°Д°;≡;°д°)

もう正直うろたえてました。
いやー、今年は去年とは比べ物にならない陣容です。面子の豪華さに頭がクラクラしてきました。とか言っているとさっきのプレシャス・メタルが飛んでます。飛ぶ姿を見ると一層感慨深い…。
興奮もそこそこに夕食タイム。やっぱり初日はこれでしょってことでCHINA DINERへ直行です。
桜井氏も神谷氏もすっかりこの店の常連なので、店員が見ただけで「何人?」と聞いてきます。
定番を頼んで食いまくります。チャイニーズ・ブロッコリーが実に美味かった。
こうしていきなりの興奮とともに一日目が終了。Motel6は相変わらずで、カードキーの反応が悪かったりしました(笑)まあこの事が後にえらい目にあう伏線になるのですが、それはまた後日。
(2日目に続く)